ヘルスケアの未来洞察プロジェクト

ゲノムやパーソナルヘルスレコードの解析技術、生活行動のビッグデータ解析技術、ウェアラブル/インプラントコンピューティングなど、生命や身体に関わるテクノロジーの進化は目覚ましく、私たち生活者は様々な身体情報をリアルタイムに入手することが可能となりつつあります。これらのデータ

を生活の中での多様な価値実現のための資源として捉え、ヘルスケアそのものを目的とするだけでなく、近未来社会における働き方と結びつけることで、なにを実現できるようになるのかを探索しました。

Sector:ヘルスケアサービス
Year:2014
Time Frame:6 months

DESIGN PROCESS

Step 1

キーパーソンとの対話に基づくビジョン形成

ヒューマンインターフェース研究者、ウェアラブルメディア研究者、エステ運営者、医療社会学者など、様々な分野の若手研究者との対話をおこない、サービスのビジョンを形成しました。

Step 2

ユーザーの行動や想いへの理解と共感

既に自分の健康データを上手に生活の中に活かしているエクストリームユーザー、そして、これから健康管理をする必要のあるターゲットユーザーとの対話を通じて、ユーザーのインサイト(抱える欲求や不満)を抽出しました。

Step 3

サービスコンセプトの立案

ステップ02で抽出した結果を元に、ターゲットユーザーやサービス提供者など関連する全てのステークホルダーがサービスアイデアを発想するワークショップを、デザイナーを中心にしたクライアント企業従業員が多数参加するかたちで実施しました。

Step 4

プロトタイピングと共創ワークショップ

ステップ03で作成したコンセプトを実現するためのタッチポイント(スマホアプリのインターフェースを中心に)と体験シナリオを制作し、ユーザーに対する調査を再度おこないました。ここでは一方的なインタビュー調査ではなく、ユーザー自身も対等にアイデア発展に参加する共創ワークショップを開催しました。

Our Challenges

生活の喜びと健康が両立する働き方の追求


健康的な生活を獲得するにはある程度の努力が必要だという価値観が広く浸透していますが、若手研究者との対話を通じて、新たな働き方を可能にする、未来の兆しを読み取りました。多分野からの多角的な意見を構造化し、今回のテーマに沿うようなかたちでまとめあげました。

身体情報やテクノロジーを生活の中に活用


リソースマップを利用してエクストリームユーザーの体験を分析し、それらの要素を、これからサービスが必要になるであろうターゲットユーザーの生活へと援用することで、革新性の高いサービスコンセプトへと結びつけました。

新たなヘルスケアの制度やサービスのプロトタイピング


ペーパープロトタイピングと実機でのモックアップによって、無形のアイデアを手で触れられるようリアリティを持たせました。ユーザーによる評価や合意形成、共創ワークショップに活用することで、より実現フェーズに近い段階でのフィードバックを得ることができました。